こんにちは、ナギです🌞
ホンジュラスに来て一年が経ちました!
この一年、長かったような、短かったような・・・
あっという間に過ぎた気もするけど、一つ一つの思い出を振り返ると長かった気もします💭
ただ、確実に言えるのは、最初の半年よりも、後半の半年の方が圧倒的に早く感じるということ!
時間が過ぎる感覚がどんどん早くなっていきます。
今日は派遣から1年経って感じたことを、つらつら書いていきたいと思います🌱
生活のリアル
任地の居心地が良くなる
赴任して最初の頃は、まだ全てのことになれないし、人間関係も構築されてなくて孤独なんですよね。
協力隊員の多くは、首都ではなく地方に派遣されます。
そうすると、町で外国人・アジア人は自分1人、なんてこともザラにあります。
道を歩くだけでジロジロ見られたり、「中国人!」と言われたり・・・
仕事に行っても何言ってるかわからないし、休日遊ぶ友達もいない。
日本では全く経験ないことの連続なので、「その土地に住む」と言うだけで地味にストレスが溜まったりします。
でも職場の人と仲良くなったり、年齢の近い友達ができたり、その辺の人と仲良くなったりしてくると、だんだん孤独感が薄れていきます。
町の人にも存在が認知されて(私の場合は学校で活動するので、子どもが家で話して一気に認知度が上がりました。笑)、「中国人」ではなく「日本人のナギ」として暮らせるようになりました。
気づいた頃には、不思議と自分の任地がめちゃくちゃ居心地良くなってきているんですよね☺️
語学は勉強しないと上達しない
渡航前は、行けば上達するだろう!と謎の自信を持っていました。笑
が、住んでいるだけではダメで、自分で勉強を続けなければ上達はしない・・・。笑
当たり前ですが😭
「1年経てば、だいぶ慣れるだろ〜」と思ってたけど、現実は甘くない。笑
語学がある程度身についてしまうと、生活するレベルでは困らないんですよね。
半年過ぎたくらいから、徐々に勉強時間が減っていきほぼゼロに。笑
だから、そこから努力を継続しないといけなかった・・・!反省💦
私の場合、活動で使う算数用語はだいぶに見ついたけど、日常会話で使う用語はイマイチ、という現象がおきました。笑
なんとかなっちゃうテンションで案の定なんとかなってしまって、あまりがっつり勉強はしていませんでした。
ようやく最近、「このままではいけない〜!」と勉強し始めました笑
追い込まれないと何もしないので、スペイン語のテストを申し込みました。
協力隊参加3回目の猛者が「語学の上達はここから!」と言っていたので、それを信じて、頑張ろうと思います✏️
ホンジュラス人から学んだこと
ホンジュラス人には、肥満が多いです。
けど、この国では 「太っている=醜い」 ではありません。
日本では、太っているのに体のラインが強調される服を着ていたり、露出の多い格好をしていると
「太っているのに恥ずかしくないのかな」という視線を浴びせられるような気がします。
個人的な意見だけれど、日本人は他人の容姿に厳しいと感じます。
ホンジュラスの人は、体型に関係なく着たい服を着る。
それで、食べたいものを食べる。
それに対して他人がとやかく言うことはありません。
仕事をする時間も少ないです。仕事よりもプライベートが大事だし、同僚ともまるで友達のような関係です。
みんな家族をものすごく大切にしていて、誕生日は必ず家族親戚が大勢集まってお祝いします。
なんだかストレスが少なくて、幸せなんですよね。
肥満で体は不健康だけど、心は日本人よりはるかに健康。
そんなホンジュラスの人たちと過ごして、本当の幸せ、豊さって何なんだろうなと考えさせられます。
心と体は繋がっているから、体が健康であるためには、まず心が健康でないといけない。
心身ともに健康であるために、私が大切にしたことってなんだろう・・・と、自分を見つめ直すことができました。
活動のリアル
草の根の真の意味を理解する
私の活動におけるミッションは、「先生たちの算数の指導力を向上させること」
でも、全ての先生が意欲を持っているわけではないし、むしろ疎ましく思う先生もいる。
当たり前ですよね。
「日本には、教科書も道具もいっぱいあるでしょ、ここにはないから。」
「ナギのやり方は、日本ではできるけどホンジュラスではできないよ。」
「子どもが鉛筆を持ってこないから、うまく授業ができない。」
などと言われることは、しょっちゅう。
「言い訳するなよ〜」と思う反面、子どもたちのあまりの学力の低さに絶望してしまう日々。
「この国で私ができることなんて、あるのかな。」と何度思ったかしれません。
初めは、全ての先生に取り組んでもらわないと・・・国のお金で派遣されているんだから成果を出さないと・・・と思っていて、それが苦しい時期もありました。
でも不思議とそういう時ほど空回りしてしまうんですよね。
できないことばかりに目が入ってしまって、成果が出ないことに落ち込んでしまう。
でも、私の研修を熱心に受けてくれ、メキメキと子どもの学力が上がっているクラスもあるんです。
「ナギ、次の授業手伝ってくれる?」
「見て、子どもたちこんなにできるようになったんだよ〜!」
と、声をかけてくれる先生もいる。
小さな、小さなことだけど、私の活動の意味を見出せるようになりました。
1人のボランティアにできることは限られているし、そもそも教育の成果とはすぐに現れるものではないし、数字として現れない成果だってたくさんある。
「私を必要としている人がいる、その人に手を差し伸べる」
ただそれだけ。
最近は、そうシンプルに考えられるようになりました。
全員の指導力が向上しなくても、やる気のある先生の指導力が上がれば、その先生が今後関わっていく何十、何百の子どもたちが算数を好きになるかもしれない、得意になるかもしれない。
そう思えば、今コツコツやっていることは無駄じゃないんだと思えます。
そう、これぞまさに、『草の根の活動』、なのです🌱✨
遠回りが実は近道だったりする
これは、協力隊経験者のエピソードでよく耳にするけれど、実際体験するまでよく分かりませんでした。笑
私は、3つの学校を巡回して活動しているのですが、もちろん学校によって合う、合わないがあるんです。
当初、行くのが億劫だった小学校が一つあります。
時間割も曖昧、学級も規律がなく無法地帯、校長先生が怖い。笑
教室に入っても、クソガキ小学生から「中国人!」と言われ、先生もそれを注意しない、みたいな。
「もう授業見たくない!」と不貞腐れて、コーヒー飲んだり、一緒にメリエンダ食べたりばっかしていました。
そしたら、予想外にこの時間が楽しく、先生たちとの距離がグッと縮まったんですよね。
ろくに授業観察もせず、一緒に飲み食いして遊びに行ってたら、仲良くなってめちゃくちゃ意見聞いてくれるようになった。笑
「あ、これが噂のアレだな。」と言う感じでした。笑
今では、一番居心地の良い学校です。
ホンジュラスに限ったことではないと思いますが、「一生懸命仕事をする」と言うことが、日本よりも評価されない風潮があります。
コーヒー飲みながら喋ったりするのは、一見サボっているような気がするけど、大切なコミュニケーションの時間。
ホンジュラスの人たちにとっては、一生懸命働くことより大事だったりするんです。
そりゃあ日本から来たようわからん外国人にツベコベ言われるの嫌ですよね。笑
1年を振り返って
この1年の写真や動画を見返してて、
「大変のことも多かったけど、楽しかったなぁ、帰りたくないなぁ〜」
と思いました☺️
もう嫌だ〜と思うことは山ほどあったけど、帰りたいと思うことは不思議となかったなぁ💭
「ま、こんなもんでいっか〜」
「ここで息してるだけで偉い、私100点」
と、自分に甘々でいることが、ストレスをためないコツかな、と思いました。笑
泣いても笑っても、あと1年!
活動もプライベートも全力で楽しんでいきたいと思います✨
それではAdiós👋
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