こんにちは、ナギです🌞
この記事では、「面接大好き!」これまでの人生で面接突破率ほぼ100%な私が、面接でよく聞かれる質問について解説します✏️
面接について
2次選考では、「人物面接」と「技術面接」の2種類の面接が行われます。
人物面接 約15分
意欲・積極性、異文化適応力(柔軟性)、周囲の人との協調性など協力隊員としての適性を判断させていただきます。「応募の動機」「これまでの経歴や経験、それを踏まえて現地でできると考えること」「帰国後の進路への考え」など、さまざまな観点から質問をします。技術面接 約15分
https://www.jica.go.jp/volunteer/outline/publication/pamphlet/crossroad/202202/pickup_02_24/
その募集期に集まった各要請案件の内容に照らして、その技術的な側面に関する対応可能性について質問します。要請されている活動内容、特にご自身で希望とされた要請案件の内容をベースに、その活動に対応するために必要な知識や経験を有しているかについてお伺いします。事前に資料(書類、写真、動画など)の提出を求める職種もあります。
それぞれで見られるポイントが異なるため、対策も分けて行いましょう!
✅ 人物面接のポイント
- 人柄や志望動機、考え方、価値観、協力隊への熱意が見られます。
- ストレス耐性や異文化適応力、他者との関わり方についても問われます。
- 回答には「エピソード(具体例)」を交えて、説得力を持たせましょう。
✅ 技術面接のポイント
- 要請内容に対してどれだけ経験・スキルがあるかを見られます。
- 実践的な教育スキルや活動計画の具体性が問われます。
- 自分の経験がどのように現地で役立つのかを意識して答えましょう。
JICAの公式HPには、以下のような記載があります。
[ 選考サイドはここを見る! ]
https://www.jica.go.jp/volunteer/outline/publication/pamphlet/crossroad/202202/pickup_02_24/
①参加したい、という強い意欲をお持ちかどうか、異文化への適応力や、周囲の人とのコミュニケーション能力など、基本的なJICA海外協力隊員としての資質があるかどうか。
②知識や経験、免許・資格などの技術レベルは、活動に対応しているか。
③活動と生活に支障がない語学力を有しているか、向上する意欲があるか。
④派遣国や地域での活動と生活に支障がない健康状態であるか。
これらのどれか一つに比重が置かれているということではなく、総合的に判断しています。面接は、自然体で臨んでください。質問に対しては、自分の言葉で、正直に、誠実にご説明ください。
面接対策については、こちらの記事でも解説しています🔽
よく聞かれる質問
面接官は、1次選考で提出した応募調書を見て質問します。
そのため、質問される内容は、人それぞれ異なります。

どの人もよく聞かれる質問をまとめてみました。
✅人物面接
質問内容 | ポイント |
---|---|
志望動機 | なぜ協力隊なのか。熱意や覚悟をアピール |
自己紹介/PR(1分) | 簡潔に印象的な自己PRを |
協力隊を通して成長したいこと | 自分なりのビジョンを持っているか |
ストレス耐性はあるか | メンタル面の強さや対処法を具体的に ※前向きな姿勢をアピール |
家族・会社への相談状況 | 周囲の理解があるかをチェックされることも |
開発途上国への不安 | 自分の弱さと向き合えているか ※渡航経験があれば体験談を語る |
現地の人との関わり方 | 多様性・価値観の違いへの対応力 ※押し付けではなく、寄り添う姿勢を! |
帰国後の進路 | 協力隊での経験をどう生かすか |
趣味・性格・特技など | 柔軟性や協調性がにじみ出る部分をアピール |
活動で大切にしたいこと | 自分の信念・軸を伝えるチャンス |
不衛生な場所や電気・水がない生活でも大丈夫か | リアルな生活への適応力の確認 |
質問タイムや最後の一言 | 自分らしさで締めくくろう! ※希望の地域や言語は、ここで伝える! |
✅技術面接(小学校教育)
質問内容 | ポイント |
---|---|
職種に関する具体的経験 | 配属先で即戦力となれるか |
現地での活動イメージ | 教育・指導方法などを具体的に |
教育経験が少ない場合の工夫 | 自分なりの対策・学習意欲を見せよう |
指導で大切にしたいこと | 子どもや先生方への接し方の価値観を共有 |
活動に必要な物資が不足した場合 | 代替案・工夫力を問われる可能性も |
算数/図工/体育など教科別の指導方法 | 現地の実情を踏まえた実践力が問われる |
今までの仕事での困難と克服法 | 問題解決能力・粘り強さをアピール |
全質問リスト 75個
以下の質問リストは、私が実際に面接対策で使用していたものです!
✅【人物面接】63個
(人柄、志望動機、協調性、適応力、ストレス耐性、価値観などを問う)
- 自己紹介、自己PR1分で
- 志望動機
- 自己PR
- 途上国にどのようなイメージを持っていますか。
- 途上国をみてどう思ったか
- 現地でしたいこと、できること(貢献)
- 家族につたえたか、反応は
- 会社に伝えたか
- 帰国後の進路は(教育にどう生かすか)
- 10年後の姿
- 協力隊を通してどのように成長したいか
- ストレス耐性はあるか
- 教育とは何か
- スポーツはしますか
- 活動の中で成し遂げたいことは
- 活動をするとき、大切にしたいことは
- 長所と短所
- 挫折の経験、どう乗り越えたか
- ボランティア経験はあるか
- ボランティアってどういうものだと思いますか。
- 協力隊の説明会に参加したか、どう思ったか
- 第一希望と第二希望に自分の中でどのくらい差があるか
- 趣味は
- 自分の性格について
- NGOなど海外に行く手段はたくさんあるが、なぜ協力隊なのか
- 開発途上国に行くにあたり不安なことはあるか
- 特技は
- なぜその国を希望したのか
- 人生で一番熱心に取り組んだこと
- 職種以外の活動でやりたいことは
- 日本人と比べて海外の人が優れている点はどのような点が
- 人間関係を築くうえでどんなことを心掛けてるか
- カウンターパートが協力的でなかったらどうするか
- やりたいことができないと言われたらどうするか
- 自分がどうしても譲れないことで相手ともめたときどうするか
- 現地の人と意見が食い違ったらどうするか
- 現地で困ったことがあったら、どう乗り越えるか
- 派遣先で難しいと予測されることは何か、どう乗り越えるか
- 希望と違う国でも行きたいか
- 志望時期以外でも行くか(何次隊でも大丈夫か)
- 言葉が通じない場合、どのようにコミュニケーションをとるか
- 子どもと接するときに大切にしていること
- なぜ今協力隊に参加する必要があるのか
- もう少し経験を積もうとは思わなかったか
- 水、電気が通っていない地域でも大丈夫か
- 途上国での新しい環境に適応できる自信はあるか(その根拠は)
- 日本の常識が通じないと思うけど大丈夫か
- 赴任先で気を付けなければならないことは何か
- 現地で休日をどのように過ごすか
- 海外に行ったことがあるか(どこへ行ったか)
- 不衛生な場所は平気か
- なぜ転職したのか
- 希望する国について知っていることがあったら教えて下さい。
- なぜベリーズ(ホンジュラス)なのか。
- 協力隊の意義や目的は何か。
- 協力隊の目的は?
- 国際協力ってどのようなものだと思いますか?
- 開発途上国に足りないものは、なんだと思いますか。
- 最近読んだ本
- 気になったニュース
- 最後に質問
- 希望の地域や言語はあるか
- 最後に言いたいこと
✅【技術面接】(小学校教育)12個
(配属先での活動・実務能力、指導経験・スキルの確認)
- 職種に対する経験を具体的に
- 現地でどのような活動をしたいか
- 大学で学んだこと(教育大卒なため)
- 今までどんな仕事をしてきたか
- 今までの仕事で一番良かったことは
- 仕事で経験した困難と克服法
- この要請内容をやりたい理由は(なぜ希望したのか)
- 教育経験のなさをどのようにカバーするか
- 指導において大切にしたいこと
- 活動に必要な物資が不足していたとき、どうするか
- 算数指導で気を付けることは
- 図工、体育の指導はどのように行うか
人物面接のポイント
協力隊への志望動機を明確に
- 自分の経験と動機を関連づけて説明する
- 協力隊で実現したいことを具体的に述べる
基本ですが、「協力隊員になりたい!」という熱意を伝えるのは、とても大切です。
隊員1人を派遣するのに、約2000万円かかると言われています。それらは全て公金でまかなわれます。
JICAとしては「2年間任期を全うしてほしい」という思いがあるわけです。
なんとなく派遣されて、任期短縮・・・とならないよう、参加への熱意をアピールしましょう!
現地での生活適応力をアピール
- 異文化理解・コミュニケーション能力
- 辛い状況でも前向きに対応できるか
途上国では、日本とは180度異なる当たり前がたくさんあります。
それらの異文化を理解し、適応していく姿勢をアピールしましょう!
また、協力隊生活では辛いこともたくさんあります。
前向きな姿勢やストレス耐性もアピールできるといいでしょう。

私は「楽観的で一晩寝ると忘れる性格です」と言っていました。
技術面接のポイント(職種別)
職種に合った専門スキルの有無
- 実務経験や指導経験を具体的に
- 学校教育なら「授業実践」「学級運営」など
今までどんな仕事をしてきたのか、その職種に対する自分の経験や適性をアピールしましょう!
現地に応じた柔軟な対応力
- 日本と異なる状況下でどう工夫できるか
- 指導法や活動の引き出しの多さをアピール

異なる考えを持つ現地の同僚と、どのように協力するか、協調性もアピールできると良いです!
自分の技術でどう貢献できるか
- 現地のニーズに合わせた活動案
- 「押しつけ」ではなく「寄り添い」の姿勢
自分のやりたいことと、求められていることが異なるのは、よくあります。
その時に、自分の考えを押し付けるのではなく、現地の人に寄り添い、共に活動していく姿勢をアピールしましょう!
まとめ
面接で大切なのは、伝えたい中身を自分の言葉で話すこと。
答えを丸暗記するのではなく、ポイントだけ押さえておいて、自分の経験や想いを自然な言葉で伝える練習をしておくと◎!
面接って、一方的に話す場じゃありません。
相手の質問をしっかり受け取って、自分の言葉で返す——まるでキャッチボールのようなやりとりが大切です⚾️
相手がどんな意図でその質問をしているのかを感じ取りながら、自分らしい答えを丁寧に返すこと。
それが、面接官との信頼をつくる第一歩です✨
言葉に詰まっても大丈夫!!

うまく話せなくても大丈夫!あなたの人柄を伝えよう!!
焦らず、自分の想いや経験を「投げ返す」気持ちで話してみてください!!
これから協力隊を目指す方のお役に立てたら幸いです🌱
それではAdiós👋
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