「協力隊、気になるけど…応募書類ってどう書けばいいの?」
「どこまで書く?自己PRって?志望動機は?」
今回はそんなあなたのために、今回は私が実際に提出して通過した応募用紙の内容もとに、解説します✍️✨
JICAの応募用紙ってどんなもの?
JICA海外協力隊の応募用紙には主にこんな項目があります
・志望動機
・自己PR
・これまでの経験職種への適性やスキル
・海外生活への不安・適応力
・活動や帰国後のビジョン
「これ全部埋めるの?」と最初はびっくりするかもしれませんが、コツをつかめば大丈夫!
あなたの経験と想いがしっかり伝わることが大切です!
今回は実際の文章例つきで紹介していきます◎
✨書き方のコツ5つ!
① 経験やエピソードを具体的に書こう
→今までのどんな経験が活かせるのか、適性をアピールできるエピソードを盛り込んで説得力を出しましょう!

「あなたらしさ」が伝わると、より◎です!
② 現地のイメージを持って書く
→ 希望国や職種の情報を事前に調べて、「こんな活動ができそう」「こんな課題があるかも」とイメージをふくらませて書こう。

実際に行ったことがあるわけではないので、あくまでイメージで大丈夫です!
途上国への渡航経験がある場合は、そのエピソードを入れるのも◎
③ 長すぎず、簡潔に
→ 読み手(選考担当)はたくさんの応募用紙を読みます。読みやすさも大切!
結論を先に書くのがコツ。
④ 嘘は書かない。等身大でOK!
→ 自分を大きく見せる必要はなし!

今の自分で、できること、やってみたいことを正直に書こう!
実際に提出した応募用紙(例)
ボランティア活動の意義、目的について、ご自身の考えを記述してください。
ボランティア活動とは、「思いのリレー」であると考えています。見返りを求めない活動であるからこそ、ボランティア活動を通して、人々の心と心が結びつくと考えます。子どもの持つ可能性は無限大です。隊員として任地に赴き、教育を通して子どもたちの無限の可能性を引き出すことで、思いのバトンを繋ぎます。途上国を援助するのではなく、互いを尊重して学び合う姿勢を大切に、共に活動します。2年間の活動の中で教育に携わる者として見聞を広げ、私自身も人間として成長することで、今後の教員生活の中で活かせることがたくさんあると確言しています。
JICA海外協力隊に参加する動機、抱負について(経験者はその体験談を含め)記述してください。
小学生の時にテレビで見た、発展途上国の栄養失調児の映像が目に焼き付いています。自分とかけ離れた環境に衝撃を受け、途上国支援に興味を持つきっかけとなりました。学生時代にバックパッカーとして途上国を旅行したことから、途上国の力になりたいという気持ちは憧れから目標へと変つりました。大学卒業後、民間企業で代理店営業を行い、その後小学校教員として1年半勤務しています。営業で培った相手のニーズを掴む力、現在、教員として研鑽を積んでいる日々で得たことを活かして途上国の子どもたちのよりよい未来のために活動していきます。
🔽志望動機の書き方については、こちらの記事で解説しています!
希望職種に対するご自身の経験(実務等)、技術適合性(セールスポイント)を具体的に挙げ記述してください。
こちらは希望した3つの要請に対して、それぞれ記入します。
そのため、応募する職種や要請によって、内容が大きく異なります。
私は、全て小学校教育の職種で希望しました。
以下は、算数指導が主になる要請への希望です🔽
日本で学んだ学習指導の経験を活かして活動します。算数教育では、学年を問わず授業の流れの基盤を作ることが大切だと考えています。基本の流れを統一することで、現地の教員自身の苦手意識・知識不足の解消に役立つのではないかと考えます。これまで行われてきた「算数指導力向上プロジェクト」を引き継ぎ、更に次戦を重ねていきたいです。任期終了後も現地教員によって継続されていくように、教育活動の定着を目指して支援していきます。
この要請に、「なぜ自分が相応しいのか」「どんな経験が活かせるのか」を意識して書こう!
JICA海外協力隊に参加される際に想定されるご自身の弱点を記述してください
教員としての経験が乏しいことです。しかし、この弱点は同時に長所でもあると捉えています。1年半という短い期間ですが、日々目の前の子どもたちと正面から向き合い、信頼関係を第一に考えて教育活動に取り組んできました。私の長所は、目の前の課題に対して柔軟に対応することです。これは、隊員として現地の方と共に活動する上で非常に重要であると感じています。OB隊員からも、妥協策を模索していくことが大切だと伺いました。自分の考えを押し付けるのではなく、現地の方と協力し、共に歩み寄って教育活動を進めていきたいです。よりよい未来のための教育に貢献したい。この誰にも負けない強い思いを胸に短所も長所に変えます。
短所と長所は紙一重です。
20代で応募する方の多くが、実務経験不足を弱点に挙げられるかと思います。
しかし「若さ」というのは、途上国で生活するにあたって大きな武器にもなります。
私の場合、応募時の年齢は24歳。転職もしていたので、教員の実務経験は非常に短かったですが、逆に日本の固定概念に捉われずに課題にアプローチできる点が長所とも言える!とアピールしました。
ただ弱点を書くのではなく、その弱点をどう克服するのかを具体的に書こう!
実際に派遣された場合、どのようなボランティア活動を行うのか、活動内容、日常生活を含めて具体的に記述してください
自身の強みでもある「やってみよう」のチャレンジ精神を活かして活動します。まずは、現地の生活の中に身を置き、環境に慣れます。任国を理解し、文化や生活に親しむことは、非常に重要であると考えています。教員や子どもたちと関わることで、現地の学校の課題に気が付いたり、活動のヒントも得られると思います。算数教育では、具体物を使うことで、実践的な学びを取り入れていこうと考えています。日本のような算数セットが無くても、木の棒や石でも立派な教具になります。日常生活の中から、衛生教育など課題が見つかれば、積極的に指導していきたいです。小学校教育に限定せずに、他の職種の隊員とも協力して幅広く活動していきたいと考えています。公用語だけでなく、現地語の習得にも励み、現地の方の力となって積極的に活動します。
帰国後、参加経験をどのように生かしたいか、ご記入ください
JICA海外協力隊は、帰国後、2年間の経験をどう日本社会に還元のするのかも重視されます。
もちろん、2年間の活動を経て帰国後の進路が変化することはJICAも承知です。
現時点でどのように考えているのかを書きましょう!
帰国後、まずは小学校教員として復職し、青年海外協力隊で学んだことを日々の教育活動に活かしたいと考えています。特に、グローバル化が叫ばれる現代社会の中で、異文化に触れる機会が少ない日本の子どもたちに、他者の理解ができるような活動に取り組ませたいです。協力隊への参加は、国際協力のキャリアの第一歩であると考えています。任地での経験、語学力を生かして、日本に限定せずに世界を舞台にして、更なる自己成長、国際協力活動に尽力することが私自身の大きな目標です
まとめ
いかがだったでしょうか?
応募用紙は、あなたのこれまでの経験、そして何より「協力隊に参加したい」という強い思いが伝わるように書くのが大切です✨
これから協力隊に応募するみなさんのお役に立てたら、幸いです🙌
それでは、Adiós👋
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