「30までにという呪い」女性の年齢の価値観

青年海外協力隊

こんにちは、ナギです🌞

私事ですが、先日27歳の誕生日を迎えました🥳

ホンジュラスで過ごす2回目で最後のお誕生日です。

家族や学校の先生たちに「27歳」というと、みんなに「まだまだ若いねぇ!」と言われます。笑

でも、ふと「日本だったら、こんなことほとんど言われないだろうな・・・」と思ったのです💭

きっと日本だったら「もうすぐ30じゃん!」と言われるはず。笑

日本にいるときは、何かにつけ「30」を区切りに考えていました。

それは、周りの女友達も同じでした。

でも男性はそうではないのです。「30」を気にするのは、女性が大半なんです。

30までに結婚したい」「30歳までに出産したい」

このワードを何回耳にしたか、何度発したか分かりません。

なぜ日本のの20代女性は、どうしてこんなにも30歳という年齢にこだわるのでしょうか?

今日は日本にいた時に考えていたこと、ホンジュラスに来て感じた女性の年齢についての価値観について書いていきたいと思います✏️

「30までに」という呪い

日本にいるときの私は、「30までに」という何か一種の呪いにかかっていた気がします。

30なんてただの数字に過ぎない。別に何かが特別に変わるわけじゃない。

と、頭でわかってはいるものの「30までに」と30歳を一つの基準にして考えていました。

なんで30までに結婚したいのか、どうして30歳までに母になりたいのか。

それは自分自身の願望というより、幼い頃から知らず知らずのうちに植え付けられた固定概念だと思います。

背景には、女性の出産可能な年齢が関わっていると思います。

一般的に出産が可能なのは45歳くらいまでと言われていますが、35歳を過ぎるとリスクが高まるというのは周知の事実です。

そこから逆算すると、30歳までに結婚した方が良い、ということなのでしょうか?

約3、40年前は『女性はクリスマスケーキ』なんて言われていたそうです。

クリスマスイブ(24歳)まではよく売れる、当日(25歳)は半額、それを過ぎると売れ残り・・・

など、女性の適齢期をクリスマスケーキに例えていたのです。

令和の今は考えられませんが、自分たちの親の世代やその前は、当たり前にあった価値観です。

でも、時代が変わった今でも、なんとなくだけど世間の「結婚は早い方がいい」という空気はある気がするのです。

自分がアラサーになった時の、謎の焦燥感。

25歳ごろから、急激に増えた親戚からの「いい人いるの?」「そろそろ結婚は?」という言葉。

悪気があるわけではなくても、やはり『早く結婚すること』をヨシとする、『嫁に行き遅れる』ことをヨシとしない風潮を感じます。

(純粋に孫や姪の幸せを願う気持ちもあるのでしょうが・・・😭)

また、仲良しの友達グループの結婚報告第一弾を聞いて

「やっぱりあの子は、いい子だから結婚が早かったね。」と家族に言われたことがありました。

『「いい子」だと結婚が早い』という考えに、当時かなり違和感を覚えました。

お料理とお掃除が好きで、性格が良くて愛嬌がある女性だと結婚は早いのかな?

じゃあ結婚していない私は、「いい子」ではないのかな?

そもそもいい子って何だろう?

と、ツッコミどろは満載。笑

その人の性格の何かが「いい子」という印象を与えているんだろうけれど、

それと結婚の早さは何も関係ない。

というのが、私の持論。

こんな感じで無意識に世間の価値観に、生きづらさを感じずにはいられませんでした。

私は結婚していないからって自分が人間として劣っているなんて考えたこともないし、今後そう考えることもないと思います。

もちろん、結婚することや子どもを持つことは素晴らしいことです。

自分もいつか結婚して、子どもが欲しいなと思っています。

でも、そのタイミングや年齢を他人がとやかくいうのは、やっぱり間違ってると思う。

そういう言葉や価値観は、確実に私たちを束縛している、そう思うのです。

ホンジュラスの価値観

では、ホンジュラスではどうなのか?

途上国と聞くと、なんとなく「若くして結婚して、子どもがたくさん」というイメージを抱くかもしれません。

確かに、子どもはたくさんいます。

しかし結婚はというと、そうではありません。

「未婚」「事実婚」が日本と比較してかなり多い国。

国民性も相まって、子どもができても男性が浮気してどこかへ行ってしまった、なんてことはしょっちゅう耳にします。

ホンジュラスは宗教上の問題で堕胎が法律で禁止されていたこともあり、子どもを授かったら産むのが当たり前です。

(以前、親戚の集まりで「お父さんとお母さんが結婚する前に出来た子どもとそのお相手」が来て、びっくりしたことがあります。)

現在はあまりないそうですが、昔は「結婚より離婚する方が手続きが大変」だったため、事実婚を選ぶ人も多かったのだとか。

『子どもを持つこと=結婚ではない』ので「〇〇歳までに結婚したい」という考え自体が少ないように感じます。

私と同じくらいの年齢の女性でも、結婚していない人はたくさんいるし、何より「早く結婚しなきゃ〜」というような言葉を聞いたことがありません。

ただ「未婚で子持ち」は大勢だけど、子どもがいない女性はあまり聞いたことがありません。「子どもを持つことが当たり前」であるホンジュラス社会では、日本とはまた違った生きづらさを感じるのかもしれません。

自分の選択

25歳で『2年途上国にいく』という選択をした時

「わぁ、婚期遅れちゃうね」「もう結婚は諦めたの?」という反応をした人は少なくありませんでした。

でも、もし私が男だったら?

そんなこと言う人はいないと思います。

いたとしても、ほんの僅かなはず。

『2年間途上国にいく』という選択が

なんで男だと「夢を追いかけるかっこいいヤツ」

女だと「結婚を犠牲にして夢を追いかけるヤツ」になるのでしょうか?

確かに、女性にはタイムリミットがあります。

未婚女性の出産が当たり前でない日本では、タイムリミット=結婚という考えになるのも納得できます。

でも人生設計をするのは、自分自身であって、他人がとやかくいうことではないと思うんです。

知らず知らずのうちに刷り込まれた呪いのせいで、余計な不安を抱えることもあります。

まだ30になっていないけれど、根拠のない昭和の価値観に押しつぶされて、将来を不安に思うこともありました。

でも、今は自分の未来の可能性を信じて、自分の道を進んでる方がカッコいいじゃん!と思えるようになりました✨

ホンジュラスに来て1年以上が経ちましたが、自分のやりたいことを選んでよかったと、心から思います。

令和になって、少しずつ社会の価値観も変わりつつあります。

女性の年齢に対する価値観が変化し、すべての女性が胸を張って自分の進みたい道を選べるようになれるといいなぁと思います🌱

ということで、今まで自分の感じていたモヤモヤを書き綴ってみました笑

書いてみると心もスッキリしますね!

読んでいただき、ありがとうございました🩷

Adiós👋

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